本橋梁は名港東大橋、名港西大橋と併せて名港三大大橋とよばれており、中央支間長590mは斜張橋としては鶴見つばさ橋を上回るロングスパンである。 景観に配慮するとともに、耐風性能を高める意味で主塔を構成する柱部材を八角形断面としたのが、その架橋技術の大きな特徴であった。八角形断面というかつてない形状だけに机上だけでは結論が得られず、強度試験を通じて設計手法を確立した。しかし、安全面に必要以上に配慮したあまり、溶接量が多くなり過ぎるという欠点が出てきた。また、溶接後の収縮による断面の変形予測も困難であった。検討を重ねた末の入念な作業にもかかわらず、完成部材を測定するまでは気が抜けなかった。 苦労の連続ではあったが、技術面で見るべき成果を上げることができ、当社にとって大きな収穫となった。 |