事業紹介
FRP事業
FRP合成床版
FRP合成床版は、耐水性、耐食性に優れたFRP(ガラス繊維強化プラスチック)材を
支保工兼用の永久型枠として用い、コンクリート硬化後はFRPも強度部材として作用する合成床版です。
特徴
国土交通省
新技術情報提供システム(NETIS)
登録番号:CB-980002-A
特許:第2561570号
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さびない、塩害に強い、軽いFRPの素材の自重は鋼材の約1/4
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床版自重が軽い一般的な鋼・コンクリート合成床版より単位体積重量が1割程度軽い
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高い耐久性鉄筋コンクリート床版(RC床版)と比較して耐久性が高く、長支間床版に対応可能
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現場工期の短縮現場工期が鉄筋コンクリート床版(RC床版)の約1/2に短縮可能
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現場作業の省力化FRPパネルが軽く、設置作業が容易(特に一括架設や送り出し架設の場合有利)
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維持管理(LCC)を低減し、コスト削減耐水性、耐食性に優れたFRP材使用により、塗り替え塗装不要
施工例
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高知自動車道松久保橋
発注者:JH四国支社
施工会社:(株)酒井鉄工所
(道路橋初の採用) -
関門トンネル
発注者:NEXCO西日本
施工会社:大成建設(株)
(床版打ち替え海底部での塩害対策) -
豊見城高架橋
発注者:沖縄総合事務局
施工会社:(株)鏡原組
(国の案件での初採用) -
潮新町線橋梁
発注者:高知市
施工会社:(株)宮地鐵工所
(海上部の桟橋道路への適用) -
兎尻橋
発注者:秋田県
施工会社:宮地建設・タナックスJV
(床版打ち替え床版自重の軽減化) -
戸賀4号橋
発注者:秋田県
施工会社:宮地鐵工所・東北機械JV
(合理化トラス橋に適用)
施工実績
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橋梁名 | 発注者 | 竣工年度 | 施工会社 | 橋梁形式 | 架橋条件 | 路線名 | 床版 支間 m |
床版 厚 mm |
橋長 m |
幅員 m |
備考 |
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桶川インターCランプ | 関東地方整備局 | 平成25年 | 宮地エンジニアリング | 2径間連続非合成箱桁 | 跨道部 | 首都圏中央連絡自動車道 | 2 | 200 | 65.6 | 9 | 本線跨道部のメンテナンスフリー化 |
小川スマートICランプ | NEXCO西日本 | 平成25年 | 三井造船鉄構 | 鋼ポータルラーメン橋 | 跨道部 | 九州自動車道 | 5.6 | 250 | 35 | 15.7 | 高速道路上の一括架設 |
久喜白岡Fランプ | NEXCO東日本 | 平成24年 | サクラダ | 9径間連続非合成単箱桁(2径間採用) | 跨道部 | 首都圏中央連絡自動車道 | 4.4 | 220 | 468.1(142.4) | 7.8 | 本線跨道部のメンテナンスフリー化 |
大網白里高架橋 | NEXCO東日本 | 平成23年 | 高田機工 | 11径間連続合成鈑桁(1径間採用) | 跨線部 | 首都圏中央連絡自動車道 | 6 | 260 | 618(47.0) | 11.15 | 鉄道跨線部のメンテナンスフリー化 |
関門トンネル | NEXCO西日本 | 平成22年 | 大成建設 | 海底トンネル | 海底部 | 国道2号線 | 3.74 | 280 | 780 | 8.2 | 軽さを生かしたトンネル内の施工 |
はりまや一宮線橋梁 (3期) | 高知県 | 平成22年 | 宮地鐵工所 | 桟橋(道路橋) | 河川部 | 都計道はりまや町一宮線 | 5.2 | 250 | 24.8 | 16.1 | 海水が遡上する 河川部の桟橋 |
赤沼橋 | 東北地方整備局 | 平成21年 | 日建工業 | 単純鈑桁 | 沿岸積雪部 | 国道45号線側道橋 | 1.7 | 180 | 20.5 | 2.8 | 沿岸部の国道に隣接 |
はりまや一宮線橋梁 (2期) | 高知県 | 平成21年 | 宮地・ミタニJV | 桟橋(道路橋) | 河川部 | 都計道はりまや町一宮線 | 5.2 | 250 | 96.8 | 16.1 | 〃 |
はりまや一宮線橋梁 (1期) | 高知県 | 平成20年 | 宮地鐵工所 | 桟橋(道路橋) | 河川部 | 都計道はりまや町一宮線 | 5.2 | 250 | 67.6 | 16.1 | 海水が遡上する 河川部の桟橋 |
豊見城高架橋 | 沖縄総合事務局 | 平成20年 | 鏡原組 | 3径間連続非合成細幅箱桁 | 沿岸部 | 国道506号那覇空港自動車道 | 5.75 | 220 | 126.8 | 10.9 | 国交省物件への採用 |
戸賀4号橋 | 秋田県 | 平成19年 | 宮地鐵工所 | 単純トラス橋 | 沿岸積雪部 | 男鹿半島線 | 6 | 260 | 60 | 9 | 合理化トラス橋に採用 |
潮新町線橋梁Ⅱ | 高知市 | 平成18年 | 宮地鐵工所 | 桟橋(道路橋) | 海上部 | 市道292号線 | 3.8 | 250 | 40.2 | 26 | 〃 |
潮新町線橋梁Ⅰ | 高知市 | 平成17年 | 宮地鐵工所 | 桟橋(道路橋) | 海上部 | 市道292号線 | 3.8 | 250 | 83.2 | 22 | 海上部の桟橋道路に採用 |
兎尻橋 | 秋田県 | 平成17年 | 宮地建設・タナックスJV | 単純合成鈑桁 (打換え) | 山間積雪部 | 国道282号線 | 2.4 | 180 | 28.4x2 | 7.5 | 床版打換への適用 |
西山橋 | 福井県鯖江市 | 平成16年 | 酒井・福井・福岡JV | 斜張橋 | 市街地 | 西山公園内歩道橋 | 2 | 175 | 40.5 | 4.8 | 開断面箱桁への適用 |
余呉跨道橋 | JH北陸支社 | 平成15年 | 新日本海重工業 | 単純合成鈑桁 | 積雪部 跨道部 | 北陸自動車道 Uターン橋 | 3.8 | 210 | 30.4 | 6.8 | 高速道路上の一括架設 |
北谷川橋 | JH北陸支社 | 平成13年 | 佐藤鉄工 | 単純合成細幅箱桁 | 山間積雪部 | 東海北陸自動車道 | 5.2 | 260 | 63 | 11.6 | 長支間床版への初採用 |
西谷3号橋 | 水資源公団 | 平成10年 | 酒井鉄工所 | 2径間連続非合成鈑桁 | 山間積雪部 | 徳山ダム取付道 | 2.4 | 210 | 38 | 6.5 | 平面線形150〜40m |
松久保橋 | JH四国支社 | 平成 9年 | 酒井鉄工所 | 3径間連続非合成鈑桁 | 山間積雪部 | 高知自動車道 | 2.5 | 230 | 124.5 | 9.9 | 道路橋初の採用 |