
ご挨拶

社会的存在意義
宮地エンジニアリングの使命と歩み
宮地エンジニアリングの起源は、明治41年(1908年)に設立された宮地鐵工所に遡ります。創業以来、当社は社会生活を支える道路インフラの基盤となる鋼製橋梁の建設を中心に事業を展開してきました。これらの社会資本整備を通じて、国民の安全と安心、暮らしの利便性や豊かさを支えることを使命とし、それが当社の存在意義でもあります。平成23年(2011年)には、橋梁の設計・製作を得意とする宮地鐵工所と、鋼構造物の架設や保全工事を強みとする宮地建設工業が合併し、現在の宮地エンジニアリングが誕生しました。
これからも、ファブリケーション(工場製作)とエンジニアリング(現場施工)を両輪とする業界トップクラスの総合エンジニアリング会社として、国土の持続的発展に貢献し続けてまいります。
経営
業界をリードする宮地エンジニアリンググループ
宮地エンジニアリングは、業界を先取りした経営変革を実施し、他社をリードしてきました。平成15年(2003年)には、業界初のホールディング会社を設立し、宮地エンジニアリンググループを発足。直近約10年間の大型案件や高難度工事の受注実績(当社調査結果)では、上位6社が全体の約75%を占める中、そのうちの2社が宮地エンジニアリンググループの宮地エンジニアリングとエム・エム ブリッジです。
当社は、明石海峡大橋、関門橋、東京ゲートブリッジなど、日本を代表する橋梁建設の実績を誇ります。今後も業界における受注シェアを高め、安定した経営基盤を維持しながら、持続的発展企業として社会に貢献してまいります。

強み
高度な技術力と安全施工で多分野に挑戦
宮地エンジニアリングは、設計、製作、架設までを一貫して行う高度な技術力を有する総合エンジニアリング会社です。高度な技術・技能を持つ人材と特殊機材を活用し、安全施工においても発注者から確固たる信頼を得ています。その結果、前例のない高難度の橋梁架設工事を手掛ける機会を数多くいただいております。
また、東京タワーや首都高速道路江戸橋ジャンクションの建設で培った技術力を活かし、東京スカイツリー、福岡ドーム(福岡PayPayドーム)、横浜国際総合競技場(日産スタジアム)など、橋梁以外の巨大構造物の建設にも参画しています。さらに、カーボンニュートラルに寄与する太陽光発電事業や、軽量で高強度の非腐食性材料であるFRP素材を活用した事業展開、高精度センサーを用いたリアルタイム安全モニタリングシステム、社会環境への負荷低減を可能とする保全関連技術の開発など、幅広い分野で挑戦を続けています。
未来
新設事業から保全事業まで幅広い取り組み
現在、日本では高度経済成長期に建設された土木構造物、特に道路構造物の老朽化が大きな社会問題となっています。これに伴い、大規模更新や災害対策を含む国土強靭化対策の推進が求められています。当社は、長年培った技術力を活かし、これらの課題に大きく貢献できると考えています。
今後は、大阪湾岸道路西伸部における連続斜張橋や第二関門橋など、複数の大型橋梁プロジェクトに取り組むとともに、新設事業から保全事業まで幅広く、バランスの取れた事業展開を進めてまいります。そのために、人材の確保と育成を推進し、技術力のさらなる向上を図るとともに、DX(デジタルトランスフォーメーション)による生産効率化や、SDGs・カーボンニュートラルへの取り組みを進めていきます。
持続的発展企業として未来を見据え、全力で取り組んでまいりますので、引き続き皆様のご指導とご支援を賜りますようお願い申し上げます。